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2015年10月6日火曜日

「アイーダ・オン・シドニー・ハーバー」がスクリーンに

オベラ・オーストラリアによる、今年のハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバーの上演作品アイーダが映画化されたようです。
日本での上映はないかもしれませんが、DVDになれば見てみたいです。すでに8月29日から上映されています。

こちらから、その一部を見ることができます。夢のような豪華で綺麗なステージに驚きますね。




Aida on Sydney Harbour  

Aida on Sydney Harbour - Behind The Scene 




ぜひライブで見たいものです。来年行こうかななんて思案中です。

ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバーは、半田晴久さんが会長をつとめる世界芸術文化振興協会が毎年支援し、シドニーで開催されています。来年度の支援も決まっているそうです。

半田晴久(深見東州)さんは、オペラ・オーストラリアの名誉総裁 であり、ゲスト・アーティストでもあるそうです。そして、2012年には、オペラ・オーストラリアと、半田晴久さんの東京芸術財団のコラボで、グランドオペラ「ドン・パスクワーレ」が東京で上演され、半田晴久さんがタイトルロールを演じられました。(さくら)

オペラ「ドン・パスクワーレ」




2015年9月4日金曜日

半田晴久(深見東州)さんとプラシド・ドミンゴ氏、Tokyo Global Concert

THE JAPAN TIMES SEP 3, 2015 



半田晴久(深見東州)さんとプラシド・ドミンゴ氏、ヴァージニア・トーラ、ミカエラ・エステによるコンサートは、満足感あふれるものとなった。ドミンゴは、「歌を聴いているときに、人は困難をわすれることもできるわけです。そして、そのように人を幸せにできる仕事は素晴らしいものであり、これはアーティストに許された特権です」と、以前言っていたそうだ。素晴らしい音楽には、本当にその力があると思う。今回のコンサートも、もちろんそんな至福の時間となった。

クラシックファンの友人と一緒に行ったが、クラシックファンにすると、エンターテインメント性の強いコンサートだったようだが、それでも、ドミンゴの歌が聞けてとても満足していた。また、半田晴久さんの歌は初めて聞くようだったが、その本格的な歌声に、感心していた。

二人のソプラノも、ドミンゴに上手にリードされながら、しっかりと聴かせてくれた。ドミンゴがいるだけで、会場の雰囲気はいやがうえにも高揚してくる。そして3700公演という百戦錬磨の経験からか、力まずに余裕あふれる歌唱と演技は、見るものをリラックスさせ、自然とその世界に引き込んでいく。日本風に言うと、名人芸というのか、舞台の申し子のような千両役者なのだろう。かなり高齢にもかかわらず、その魅力には何人も抗えないものを感じさせた。

演奏は東京フィルハーモニー交響楽団、指揮は、ドミンゴの友人のユージンコーン氏だ。演奏も指揮も文句なかった。巨大なホールだけに、音はかなり大きくしていたようだ。歌もマイクを使用するので、生の声を聴いてみたいと思ったが、それはもちろん叶わなかった。

しかしながら、割れんばかりの拍手とスタンディングオベーションが、その日の来場者の満足度をこれ以上ないくらいに表していたと思う。(了)







2015年8月28日金曜日

半田晴久(深見東州)さんとプラシド・ドミンゴのコンサートを観てきました

ひゃ〜と叫んでしまいそうな、もう本当に素晴らしいコンサートでした。半田晴久(深見東州)さんと ブラシド・ドミンゴさんと、仲間歌手のソプラノ歌手たちのコンサートを観てきました。

プラシド・ドミンゴさんの衰えぬあの美しい声は、どこから来るのでしょう。半田晴久さんの声も美しい響きの声をお持ちですが、なにしろ74歳という年齢を考えると、奇跡のような声としか言いようがありませんよね。驚いてしまいました。

前半は、アリアから3曲歌われ、どれも素晴らしかったですね。

オペラ「アンドレア・シェニエ」から、カルロ・ジェラールが歌う「国を裏切る者」 (Nemico della patria )は、ちょうど26日のコンサートに行く前に、ここで紹介したばかりの曲でした。聞いておいて良かったですね。ビデオのなかでは、ドミンゴはタイトルロールを演じていますが、今回はバリトンのカルロ役のアリアを歌われました。この劇中でももっとも見せ場のアリアですね。その苦悩に葛藤する曲を、感動的に力強く歌いました。

次は、「トラヴィアータ」から、アルフレードの父親ジェルモンと、アルフレードと一緒に暮らしはじめたヴィオレッタとのアリア、「天使のような娘を授かって」(Pura siccome un angero)です。半田晴久さんも、ジェルモンのこのアリアをよく歌われますが、心をとても揺さぶられる歌です。その父親の心情を、名演技とともに歌いました。

そして、3つめは、これも紹介しましたけど、「イル・トロヴァトーレ」から、ルーナ伯爵とレオノーラの二重唱、「わかったか この涙をごらんください」(Mira, d’acerbe lagrime)です。これも、恋敵と慕う女性の間での心境を歌うドラマティックな歌ですが、レオノーラ役のヴァージニア・トーラさんも素晴らしく、聞き応えがありました。

この第一部では、半田晴久さんも、「ドン・ジョバンニ」から「お手をどうぞ」(La ci darem la mano )をミカエラ・エステさんと一緒に華麗に歌いました。こちらも素晴らしかったですね。(さくら)



2015年8月25日火曜日

プラシド・ドミンゴのオテロ

明日は半田晴久(深見東州)さんとプラシド・ドミンゴのコンサートが開催されます。
ドミンゴのオベラ作品を、いくつか紹介しましたが、今日は最後にドミンゴの演じた143役のオベラの中でも、もっとも有名なものと言われるオテロを見てみました。初演は1975年ハンブルグなのだそうです。それ以来、世界中で数百回演じてきたそうですが、この動画は1976年ですから、かなり初期のオテロでしょう。それでも、十分に感情表現が伝わって来る、歌唱と演技が一体となった作品ではないかと思います。本当は、はじめてオテロに挑んだ時、周囲は声を痛めるからやめたほうがいいと言われていたそうです。しかし、初演から見事にオテロを演じきり、かなりの評判となったそうです。(さくら)




指揮 カルロス・クライバー
オテロ、ムーア人でヴェネツィア領キプロスの総督 (T)プラシド・ドミンゴ
イヤーゴ、オテロの旗手 (Brピエロ・カプッチルリ
カッシオ、オテロの副官 (T)
デズデーモナ、オテロの妻(Sミレッラ・フレーニ


2015年8月24日月曜日

プラシド・ドミンゴのトゥーランドット

今日は、あの「誰も寝てはならない」のアリアで有名な、トゥーランドットを見てみました。これも何度見ても良いですね。ドミンゴのこの映像は初めてでしたが、ゼッフィレッリの演出で、とても素晴らしいと思いました。半田晴久さんも、今年何度か歌われていた「誰も寝てはならない」ですが、ドミンゴが美しい声で高らかに歌い上げます。背中に電流が走りました。
やや画像は見にくいですが、中国風の曲や壮大なセット、衣装なども見所です。また、リッチャレッリが1幕と3幕で歌うアリアも、とても聴きごたえがあります。(さくら)


トゥーランドット ストーリー



指揮、ロリン・マゼール
トゥーランドット姫 (S)Ghena Dimitrova
カラフ、ティムールの息子でダッタン国の王子 (T)プラシド・ドミンゴ
リュー、ティムールと王子に仕え、王子想いを寄せる (S)カーティア・リッチャレッリ



2015年8月22日土曜日

ドミンゴ出演の「道化師」、東京公演より

半田晴久さんとドミンゴのコンサートが来週開催されます。当日はオベラではありませんが、せっかくなのでドミンゴのオベラを行く前にいくつか視聴しています。

 今日は、もうひとつのヴェリズモ・オペラの代表作といえる「道化師」の、1976年、こちらも東京NHKホールでの公演からです。こちらは2幕ですが、かなり短めです。芝居と現実が交錯してしま、そして悲劇で終わってしまうのですが、最後にドミンゴが言う、喜劇は終わりましたというセリフがなんともいえません。オベラの冒頭に口上役で出てくるピエロの話も、なかなか味があります。それを聞いてるから、劇のストーリーも最後のセリフも活きてきますね。なかなかしっかりした構成で、人気があるのも分かる気がしました。(さくら)


「道化師」ストーリー


カニオ(劇中ではパリアッチョ) 旅回り一座の座長(T)プラシド・ドミンゴ
ネッダ(コロンビーナ) 女優でカニオの妻(S) エレナ・ヌンツイアータ
トニオ(タッデーオ) せむしの道化役者(Br)ベニート・デイ ベルラ
ベッペ(アルレッキーノ) 色男役者(T)ピエロ・デ パルマ
シルヴィオ 村の青年(Br)ロレンソォ・サッコマーニ



2015年8月18日火曜日

ドミンゴの「カヴァレリア・ルスティカーナ」

ヴェリズモ・オペラの代表作といえる「カヴァレリア・ルスティカーナ」、1976年東京NHKホールでの公演からです。ドラマティックな演技も見ものです。一幕ものですからすぐに終わりますが、内容的にはかなり濃いストーリですね。ラストの決闘シーンにいたるやりとりのところなど、ハラハラする緊張感と悲しみに満ちていますね。胸に迫るものがあります。こういうことが、そのころのイタリアのシチリアでは実際にあったのでしょう。(さくら)


「カヴァレリア・ルスティカーナ」ストーリー



サントゥッツァ(Ms):若い村娘  フィオレンツァ・コッソット
トゥリッドゥ(T):兵隊帰りの青年 プラシド・ドミンゴ
ルチア(Ms):トゥリッドゥの母 ネルラ・ヴェリ
アルフィオ(Br):馬車屋 アッティリオ・ドラーツィ
ローラ(Ms):アルフィオの妻 ガブリエルラ・ノヴィエルリ







2015年8月16日日曜日

フランスオベラの傑作、カルメン

半田晴久さんは、主にヴェルディとモーツァルトのオベラを演じてこられましたが、今日紹介するフランスオベラの名作、ビゼーの「カルメン」も素敵ですね。とても有名なオベラで、馴染み深い曲もあり、オベラにあまり関心がない人でも面白く楽しめる作品ですね。
原作は、歌の間を台詞でつないでいくオペラ・コミック様式で書かれていて、フランスではその形式でやることが多いそうです。セリフが入るので、演技力がさらに必要になりますね。ドミンゴは、さすがに上手いです。


カルメン : ジプシーの女 (Ms) テレサ・ベルガンサ
ドン・ホセ : 衛兵の伍長 (T) プラシド・ドミンゴ
ミカエラ : ホセの許婚 (S) カーティア・リッチャレッリ
エスカミーリョ : 闘牛士 (Br) ルジェロ・ライモンディ


カルメンストーリー















こちらは、曲間の台詞部分をレチタティーヴォに改編したものです。
どちらがいいかは好みの問題でしょうか。ドミンゴが女性にふられる役というのがなかなか新鮮ですね。ドミンゴにとってはあまりかっこいい役ではないかもしれませんが、渾身の歌と名演で、とても素晴らしいと思います。(さくら)






クライバー指揮、
ゼッフィレッリ演出
ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団
カルメン : (Ms) エレーナ・オブラスツォワ
ドン・ホセ : (T) プラシド・ドミンゴ
ミカエラ : (S) イゾベル・ブキャナン
エスカミーリョ : (Br) ユーリ・マズロク





2015年8月15日土曜日

カラヤン指揮、ドミンゴ、カップッチッリ、コッソット、カバイヴァンスカの「イル・トロヴァトーレ」

プラシド・ドミンゴが来日し、半田晴久さんと26日にコンサートを開催します。見逃せない素晴らしいコンサートになるのではないかと思います。

今日は、ドミンゴが出演している、「イル・トロヴァトーレ」を聞いてみました。これも素晴らしい大傑作でしょう。
カラヤンが指揮し、バリトンのカップッチッリも素晴らしい歌を披露しています。ソプラノにはカバイヴァンスカという最高のソプラノを配し、第一幕のドミンゴとの三重唱は圧巻です。また、 メゾにはコッソットと、大歌手が共演した、ゾクゾクするような白熱の映像がご覧になれます。
ドミンゴが若いです。1970年代終わり頃の、絶頂期に向かっているころでしょうか。ドミンゴやカップッチッリら、オペラの最高の歌手の声には、声そのものにありありとドラマを感じますね。

そして往年のカラヤンの指揮も見ものです。カリスマ性がありますね。また、この「イル・トロヴァトーレ」は、カラヤンが最も愛していたオペラの一つと言われているそうです。ヴェルディのオベラの中でも、とくに人気と評価の高いものですね。(さくら)



「イル・トロヴァトーレ」ストーリー


指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ウィーン国立歌劇場管弦楽団 
演出:ヘルベルト・フォン・カラヤン 

ルーナ伯爵、誇り高いアラゴンの貴族 (バリトン):ピエロ・カップッチッリ
レオノーラ、アラゴン王妃の美しい女官 (ソプラノ): ライナ・カバイヴァンスカ
アズチェーナ、ジプシーの老婆 (メゾソプラノ):フィオレンツァ・コッソット
マンリーコ、放浪の騎士で吟遊詩人。(テノール)プラシド・ドミンゴ
フェルランド、ルーナ伯爵の家臣 (バス):ヨセ・ファン・ダム










2015年8月12日水曜日

プラシド・ドミンゴのローエングリン


半田晴久さんと、プラシド・ドミンゴのコンサートの前に、ドミンゴのオベラを少しでも見ておきたいと思っています。ドミンゴは、ドイツオベラにもたくさん出演されてますが、この今日紹介する、リヒャルト・ワーグナーのローエングリンは、とても素晴らしいオベラでした。ワーグナーの中でも、最も人気があるそうですが、主人公の白鳥の騎士ローエングリンの役がかっこいいです。それをドミンゴが演じていますので、最高ですね。

動画は、三大歌劇場といわれるウィーン国立歌劇場で、おそらく1990年前後のものだと思いますが、アバド指揮、ウィーン国立歌劇場管弦楽団によるものです。

ウィーン国立歌劇場管弦楽団ではありませんが、ウィーン・フィルのコンサートマスターとでしたら、半田晴久さんも20年前に、一度かニ度、一緒にチャリティーコンサートをされていましたけどね。


ドミンゴがはじめてワーグナーを歌ったのは、1960年代の後半のようです。ハンブルグで、ローエングリンに出演し成功するのですが、喉の酷使で声のトラブルに見舞われたそうです。そのために、ドイツオペラに対して慎重になり、次にローエングリンに出演したのは20年後だったというエピソードがあるそうです。


ローエングリン(T): 聖杯守護の騎士 プラシド・ドミンゴ
エルザ(S): ブラバント公の娘 シェリル・ステューダー
テルラムント(Br): ブラバントの伯爵 ハルトムート・ヴェルカー
オルトルート(Ms): テルラムントの妻 ドゥニャ・ヴェイソヴィチ
ハインリヒ1世(Bs): ドイツ国王 ロバート・ロイド

構成とストーリー









26日の半田晴久さんと、プラシド・ドミンゴのコンサートが楽しみですね。(さくら)



2015年8月11日火曜日

プラシド・ドミンゴのトスカ

半田晴久さんと、プラシド・ドミンゴのコンサートの前に、少しはCDを聞いておこうと思ってます。 たくさんのオベラに出演していますので、できればいくつか見ておきたいですね。

ドミンゴが 出演しているプッチーニのトスカが動画にありましたので、参考までに紹介します。

女性歌手トスカと恋人の画家カヴァラドッシが主人公。
カヴァラドッシは、脱獄した同志を助けたために、ローマ市の警視総監スカルピアに捕えられ、後日処刑される運命になります。カヴァラドッシの解放と引き換えに、スカルビアはトスカを我が物にせんと迫りますが・・・。





聞き所、見所はたくさんありますが、なかでも第3幕は震えるようなシーンが続きます。ドミンゴが扮するカヴァラドッシが、絶望の中歌い上げる『星は光りぬ(星はきらめき)』では涙が出てきました。
とにかく初めから最後まで、目が離せないストーリーに、素晴らしいアリア、本当に演技も歌も神レベルでした。悲劇の物語ですが、終わってからも何度もカーテンコールが続いていました。ドミンゴも若くてかっこいいですね。
映像は、メトロポリタン・オペラからでした。

半田晴久さんとのコンサートが楽しみです。(さくら)

トスカ  ストーリー

2015年8月5日水曜日

世界的な社会貢献を続ける、半田晴久さんとドミンゴとの出会いは

プラシド・ドミンゴは、2010年の日本公演の時に腹痛を訴え、その後大腸ガンの手術を行いますが、1ヶ月程度で、すぐにオペラに復帰しています。2013年7月にも、肺塞栓で入院しましたが、10月には来日しています。そして、今回、半田晴久さんと共演する東京国際コンサートの会場と同じ東京国際フォーラムで公演をしていました。とにかく休むことを知らないところは、半田晴久さんとそっくりです。病気になっても、治るとすぐに復帰するというのは、若いならともかく、年齢を考えるとかなりハードなことだと思います。

すでに半世紀以上にわたって歌ってきて、世界の第一線でずっと活躍してきたわけですから、偉大というしかありません。全盛期の頃から、世界中をハードスケジュールで飛び回るそのバイタリティーは有名だったそうです。新たな仕事の契約を次々結び、60代になってから以降も、かえってハードな毎日を送ってきたそうです。
現在74歳とのことですが、ふたつのアメリカの歌劇場の芸術監督を務めていますし、指揮者としても精力的に活動するなど、本当に超人的な方ですね。若い歌手の育成にも熱心に取り組んでいます。
10年前のインタビューでは、初心の頃からずっと変わらず同じ情熱を持ち続けてきました。キャリアにたいする愛、音楽への愛などです。その気持ちがなくなった時が、私が歌うことをやめる時ですと言われていました。
プラシド・ドミンゴ世界オペラ・コンクール「 Operalia」という、有望な若手オペラ歌手育成のためのコンクールも1993年から始めていて、世界的な権威あるコンクールとして、ここから数十人ものトップ歌手が育っていったそうです。規模は違いますが、半田晴久さんも若い日本の声楽家を育てようと、努力されています。
そういう音楽界への貢献も偉大なドミンゴですが、世界的な社会貢献活動を続ける半田晴久さんとの出会いは、何か新たな刺激を受ける素晴らしい機会になるかもしれないですね。(さくら)

2015年8月1日土曜日

三大テノールの、カセーラスに続き、ドミンゴとも共演



友人知人に、オペラのアリアで何が好きか聞いてみたところ、半分の人が、トゥーランドットの「誰も寝てはならない」が好きと答えました。それしか知らないんじゃないのと思える人もいましたが、たしかにこの曲は最も有名なアリアなのかもしれませんね。クラシックに関心がない人でも聞いたことぐらいはあるようですから。
最近では、半田晴久さんも、コンサートでこの歌を歌われていました。そしてこの歌は、半田晴久さんの話にもときどき出てくるパヴァロッティによって、1990年に、世界的に有名になったと言われています。それは、この曲がシングルカットされて、イギリスのボップチャートでトップになるほど売れまくったからだそうです。この曲が入ったアルバムも、ロックやボッブスのスーバースターたちを尻目にトップに上り詰めています。その後、1990年イタリアで行われたサッカーワールドカップ前夜祭での三大テノールコンサートが実現します。もちろんこれは、ホセカレーラスの白血病の基金のために開催されたものですが、この大ヒットがきっかけで、コンサートがより多くの人々から、クラシックファン以外の人からも大いに注目されたことは間違い無いでしょう。そして、コンサートの後、そのレコードやビデオが爆発的に売れ始め、三大テノールはクラシックの範囲を超えて、音楽の世界に前例のない記録を打ち立てていくことになります。クラシックのビジネスも巨大になり、大きく変わりました。そんな革命的な出来事の幕開けを告げる曲だったと言っても、言い過ぎではないと思うのですがどうでしょう。



さて、三大テノールといえば、半田晴久さんが、今度はプラシド・ドミンゴと共演されます。6月はホセ・カレーラスとの共演という、素晴らしいコンサートが実現したばかりでしたので、連続というのはさすがにびっくりしています。これでもしもバブロッティが生きていたら、それも実現したのではないかと思えてしまいますね。(さくら)



2015年6月25日木曜日

「ホセカレーラスと深見東州となかまたち」東京国際コンサートの記事

THE JAPAN TIMES  TUESDAYDAY, JUNE 23, 2015


ジャパンタイムズに、先日の「ホセカレーラスと深見東州となかまたち」東京国際コンサートの記事が掲載されてました。

カレーラスは歳を経ても、若いしかっこいいですね。若い頃のカレーラスもいいですけど、最近のカレーラスもとても素敵です。深い人間味を感じます。歌唱も声の艶も最盛期は過ぎていても、そんなことはどうでもいいくらいの魅力的でした。

それから、半田晴久世界芸術文化振興協会会長から、このコンサートは国や自治体の税金で行なわれるものではありません。民間の公益団体が社会貢献で行う無料の催しですとパンフレットに書かれていました。だから多くの政治家の皆さんが応援してくれるそうです。それでいつも政治家の激励の言葉が、パンフに載るようですが、全て超党派で、与野党も関係ないそうです。文化芸術の振興とは、それだけ普遍性があり、国や国民を思う政治家にとって、至高の共通価値なのでしょう。(さくら)




From left, Haruhisa Handa, the chairman of IFAC, Jose Carreras and Conal Coad, a bass, prepare to take a bow. | IFAC


Audience gets rare treat with world-renowned tenor
JUN 22, 2015 Japan Times

The International Foundation for Arts and Culture (IFAC) staged its Third Tokyo Global Concert, featuring Jose Carreras, the youngest of the Three Tenors, as the guest singer of honor, on June 15 in the Opera Palace of the New National Theatre, Tokyo. The world’s leading tenor, Carreras captivated his audience with his presence, charisma and his famous lyrical singing.

The concert was sponsored by the Agency for Cultural Affairs, the Tokyo Metropolitan Government, the Embassy of Spain in Japan, the Mainichi Shimbun, the Sankei Shimbun, The Japan Times and others. Tickets were only available by lottery and 1,700 lucky winners received free admission to the opera event. IFAC considers promoting art and culture as part of their philanthropic mission and this is why the concert was offered for free.

The concert also featured IFAC Chairman Haruhisa Handa, a baritone, and Conal Coad, a bass from New Zealand. Combining the leading singers of Japan and New Zealand with the world’s leading tenor Carreras, the concert presented the three opera talents together.








2015年6月20日土曜日

東京国際コンサートで、ホセ・カレーラス、深見東州(半田晴久)、コナル・コードの共演

2015年6月19日スボーツニッボン


15日の新国立劇場、東京国際コンサートに出かけてきた。この日は半田晴久さんが会長を務める世界芸術文化振興協会主催で、ホセカレーラスが来日し、コナル・コード氏と、そして半田晴久さん自らもステージに立ち、3人による夢のような共演が実現した。

第1部では、コナル・コード氏と半田晴久さんが、 ほぼ1曲ごとに入れ替わりながら、歌曲を熱唱した。コナル・コード氏に関して説明すると、オーストラリア、ニュージーランドのバスの第一人者であり、フランス、ドイツ、スイス、イタリア、イギリス、スペイン、ボルトガル、また、イスラエル、アメリカでも出演し、国際派のバスとして知られている。今年のオペラ・オン・シドニー・ハーバーで上演された「アイーダ」にも出演した実力派の歌手である。パフォーマンスも上手で、個性的な俳優のような風貌を持つ人だ。この日も声量豊かに響くバスを聴かせてくれた。

第2部で、ホセ・カレーラスが登場し、圧倒的な美声を披露してくれた。繊細でかつ情熱的に歌うホセの声に、すぐに魅了された。大物の風格が漂い、見るものを引きつけ離さないとは、このことだろう。ただただ、歌に酔い続けた1時間だった。楽器のように響き渡る、そしてどこか陰影をふくむ魅惑的な声は、さすがに3大テノールとして一斉を風靡した威厳のようなものを感じた。しかも、いまだに少しも衰えを感じさせない。

そして、アンコールでは、日本歌曲の「川の流れのように」、そしてミュージカル南太平洋の大ヒットナンバー「魅惑の宵」を、半田晴久さん、コナル・コード氏が加わっての3重唱で聞かせてくれた。これは、素晴らしかった。半田さんの声も、本当に美声で優しい愛に溢れている。コナル・コード氏は、重厚そのものの声で、歌を引き締める。そこにホセの声が、美しく響いて、溶け合いながら一つの歌を歌い上げていく。歌唱を極限まで高めた、3人の音楽家の芸術の粋がスパークしたひと時であった。

その 夜は、忘れられぬ最高のコンサートとなった。(了)




2015年6月15日月曜日

José Carreras, Toshu Fukami, and Friends


本日の夜、新国立劇場のオペラパレスにて、第三回東京国際コンサートが開催される。

半田晴久さんが会長を務める世界芸術文化振興協会では、クラシックファンのために、このような大変素晴らしいコンサートを無料で定期的に開催されている。海外から超一流の歌手を招いて開かれるこの東京国際コンサートは、クラシック畑でこれからプロを目指す夢を持つ若い音楽家たちにも、素晴らしい刺激を与える機会になるであろう。通常ならば、3万4万ものチケットを買わなければ聞けないコンサートなだけに、貴重なのである。

昨年は、世界一のソプラノと言って良いであろう、ルネフレミングが来日し、感動的な最高のステージを見せてくれた。今年は、世界最高のテノールの歌声に酔わされる、まとこに贅沢な一夜になることだろう
そして、ホセ・カレーラスに対して、半田晴久さんが、どのような歌を聴かせてくれるのかも楽しみである。(了)







2015年6月8日月曜日

ホセ・カレーラス、東京国際コンサートに出演

今日はお知らせです。

半田晴久さん(深見東州さん)が会長を務める世界芸術文化振興協会主催で、東京国際コンサートが毎年豪華なゲストを招いて開催されています。

第1回目はキリ・テ・カナワさん、昨年の第2回目は、ルネ・フレミングさんと、女性大物歌手が続いていたので、今年は男性かなと思っていたら、まさかのホセ・カレーラスが来ることに。海外のアーティストに友人が多いのはわかってましたが、本当にいろんな大物歌手たちとの縁があるんですね。

ルネも、半田晴久さんのことを、あなたは世界の宝と言ってましたから、気に入っていたようですし、だれからも慕われる人ですね。

なにしろ半田晴久さんがされることは、スケールが大きいです。お付き合いをされる相手も、おのずからそうなるのでしょうけど、もう、あまり最近は驚きません。


ところでホセ・カレーラスは、毎年日本には来てくれますが、今年で69歳になるそうです。3大テノールも、今はもうパブロッティは逝き、ドミンゴもバリトンに行ってしまったと聞きますので、カレーラスだけが現役のテノールといえますね。素晴らしいコンディションで、最高の歌を披露してくれることでしょう。(さくら)











2015年5月14日木曜日

半田晴久さん支援のハンダ・オペラ


Aida: Nefertiti On The Harbour


上のサイトに、半田晴久さんが支援されている、Handa Opera on Sydney Harbour(ハンダ オペラ オン シドニー ハーバー)のことが書かれていました。ネフェルティティの巨大な像の製作現場の動画もあり、それを見ると大がかりな仕掛けの様子がわかりますし、思ったよりも大きいと感じられます。

それにしても、あの左目はわざとあのように壊れたようにしてあるようですね。頭の上の部分もそうですが。あそこに登って歌えるようになってるのでしょう。
演ずるオペラ オーストラリアの人たちの衣装もなかなか凝ってます。さぞ見応えがあったでしょう。オーストラリアでは映画として8月に上映されると書かれてました。また、テレビでも放映されるようです。日本でも見れないでしょうかね〜、見れると嬉しいですよね。

アイーダのストーリーも魅力的ですから、関心がある人はこちらに詳しく載ってました。(さくら)

わかる! オペラの情報館 アイーダ






2015年5月13日水曜日

今年のハンダ オペラ オン シドニー ハーバーは古代エジプトを舞台にした「アイーダ」

Handa Opera on Sydney Harbour(ハンダ オペラ オン シドニー ハーバー)の幻想的な写真が、ツイッターなどでたくさん投稿されていました。昨日も書いたように、NSW(ニューサウスウェールズ州)政府や半田晴久さんの協力によって開催されています。オペラを上演しているのは、シドニーオペラハウスを拠点に活動するオペラオーストラリアのメンバーです。

あの巨大な顔の像は、古代エジプトのファラオの正妃ネフェルティティです。今回のハンダオペラのセットの中心になるものですが、それにしても巨大ですね。高さ18メートル、重さ15トンあるそうです。3月27日初日でしたが、その半年前から製作にかかっていたようです。今回は「アイーダ」に決まっていたのですが、古代のエジブトを演出するのに、ディレクターはツタンカーメンかその義母のネフェルティティかを候補にしていたそうです。 (さくら)







半田晴久さん、アボット首相ご夫妻と







2015年5月12日火曜日

Handa Opera on Sydney Harbour(ハンダ オペラ オン シドニー ハーバー)にて、アボット首相と


今年の Handa Opera on Sydney Harbour (ハンダ オペラ オン シドニー ハーバー)では、「アイーダ」が3月下旬から4月26日まで、一月にわたり上演されていたそうです。

半田晴久さんも、今年は始めて行かれていたようですね。

http://www.smh.com.au/entertainment/opera/forget-the-rain-the-bloody-cockatoos-are-eating-the-opera-on-the-harbour-set-20150423-1mq00r.html


オーストラリアのアボット首相、オペラオーストラリアの舞台監督リンドンTerraciniと一緒に、半田晴久さんもご覧になられたのでしょうか。





Prime Minister Tony Abbott, Lyndon Terracini and Dr Haruhisa Handa, who attended Handa Opera on Sydney Harbour for the first time this year. Photo: Jamie Williams


このHanda Opera on Sydney Harbour は、ニューサウスウェールズ州政府や半田晴久さんによる支援で、2012年から開催されているそうです。今年で4回目となり、昨年は「マダム・バタフライ」、2013年は「カルメン」、2012年は「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」が上演されています。シドニー湾内に舞台が設置され、対岸にはシドニーオペラハウスが見えます。絶景のロケーションの中で野外オペラを楽しむことができるようになっています。

3000席のキャパで、54000枚の全日程分が完売したとのことです。これだけの舞台で、ワインや食事を楽しみながら、しかもオペラオーストラリアによる一流の歌劇が観れるのですから当然でしょうかね。

半田晴久さんもそうですが、オーストラリア人もスケールが大きいことをされますね。(さくら)



http://travelinspirations.yahoo.com/post/117573121241/sydneys-opera-on-the-harbour-the-perfect-opera