2015年9月4日金曜日

半田晴久(深見東州)さんとプラシド・ドミンゴ氏、Tokyo Global Concert

THE JAPAN TIMES SEP 3, 2015 



半田晴久(深見東州)さんとプラシド・ドミンゴ氏、ヴァージニア・トーラ、ミカエラ・エステによるコンサートは、満足感あふれるものとなった。ドミンゴは、「歌を聴いているときに、人は困難をわすれることもできるわけです。そして、そのように人を幸せにできる仕事は素晴らしいものであり、これはアーティストに許された特権です」と、以前言っていたそうだ。素晴らしい音楽には、本当にその力があると思う。今回のコンサートも、もちろんそんな至福の時間となった。

クラシックファンの友人と一緒に行ったが、クラシックファンにすると、エンターテインメント性の強いコンサートだったようだが、それでも、ドミンゴの歌が聞けてとても満足していた。また、半田晴久さんの歌は初めて聞くようだったが、その本格的な歌声に、感心していた。

二人のソプラノも、ドミンゴに上手にリードされながら、しっかりと聴かせてくれた。ドミンゴがいるだけで、会場の雰囲気はいやがうえにも高揚してくる。そして3700公演という百戦錬磨の経験からか、力まずに余裕あふれる歌唱と演技は、見るものをリラックスさせ、自然とその世界に引き込んでいく。日本風に言うと、名人芸というのか、舞台の申し子のような千両役者なのだろう。かなり高齢にもかかわらず、その魅力には何人も抗えないものを感じさせた。

演奏は東京フィルハーモニー交響楽団、指揮は、ドミンゴの友人のユージンコーン氏だ。演奏も指揮も文句なかった。巨大なホールだけに、音はかなり大きくしていたようだ。歌もマイクを使用するので、生の声を聴いてみたいと思ったが、それはもちろん叶わなかった。

しかしながら、割れんばかりの拍手とスタンディングオベーションが、その日の来場者の満足度をこれ以上ないくらいに表していたと思う。(了)







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