2015年8月28日金曜日

半田晴久(深見東州)さんとプラシド・ドミンゴのコンサートを観てきました

ひゃ〜と叫んでしまいそうな、もう本当に素晴らしいコンサートでした。半田晴久(深見東州)さんと ブラシド・ドミンゴさんと、仲間歌手のソプラノ歌手たちのコンサートを観てきました。

プラシド・ドミンゴさんの衰えぬあの美しい声は、どこから来るのでしょう。半田晴久さんの声も美しい響きの声をお持ちですが、なにしろ74歳という年齢を考えると、奇跡のような声としか言いようがありませんよね。驚いてしまいました。

前半は、アリアから3曲歌われ、どれも素晴らしかったですね。

オペラ「アンドレア・シェニエ」から、カルロ・ジェラールが歌う「国を裏切る者」 (Nemico della patria )は、ちょうど26日のコンサートに行く前に、ここで紹介したばかりの曲でした。聞いておいて良かったですね。ビデオのなかでは、ドミンゴはタイトルロールを演じていますが、今回はバリトンのカルロ役のアリアを歌われました。この劇中でももっとも見せ場のアリアですね。その苦悩に葛藤する曲を、感動的に力強く歌いました。

次は、「トラヴィアータ」から、アルフレードの父親ジェルモンと、アルフレードと一緒に暮らしはじめたヴィオレッタとのアリア、「天使のような娘を授かって」(Pura siccome un angero)です。半田晴久さんも、ジェルモンのこのアリアをよく歌われますが、心をとても揺さぶられる歌です。その父親の心情を、名演技とともに歌いました。

そして、3つめは、これも紹介しましたけど、「イル・トロヴァトーレ」から、ルーナ伯爵とレオノーラの二重唱、「わかったか この涙をごらんください」(Mira, d’acerbe lagrime)です。これも、恋敵と慕う女性の間での心境を歌うドラマティックな歌ですが、レオノーラ役のヴァージニア・トーラさんも素晴らしく、聞き応えがありました。

この第一部では、半田晴久さんも、「ドン・ジョバンニ」から「お手をどうぞ」(La ci darem la mano )をミカエラ・エステさんと一緒に華麗に歌いました。こちらも素晴らしかったですね。(さくら)



2015年8月26日水曜日

ドミンゴのアンドレア・シェニエ

今日は、いよいよ半田晴久(深見東州)さんと、プラシド・ドミンゴと二人のソプラノ歌手による東京国際コンサートの日です。 今日は、もうひとつ最後にドミンゴが出演している、ヴェリズモオペラの傑作と言われるアンドレア・シェニエを紹介します。

これは、フランス革命の時代を背景にしたオベラで、主役の詩人は、実在した人物なのだそうです。とてもかわいそうな、革命に翻弄された悲劇の恋の物語です。ストーリーは実際にありそうなことですが、最後が純愛もので終わるため、悲劇ですけど感動的ですね。


衣裳にも見とれてしまいました。フランス革命が舞台というので、その時代のモードも取り入れられているのでしょう。(さくら)




アンドレア・シェニエ(T) - 詩人。 プラシド・ドミンゴ
カルロ・ジェラール (Br) - コワニー伯爵家に仕える召使。フランス革命後は革命政府の高官 ピエロ・カプッチルリ
マッダレーナ・ディ・コワニー(S) - コワニー家の令嬢。 Gabriela Benackova







2015年8月25日火曜日

プラシド・ドミンゴのオテロ

明日は半田晴久(深見東州)さんとプラシド・ドミンゴのコンサートが開催されます。
ドミンゴのオベラ作品を、いくつか紹介しましたが、今日は最後にドミンゴの演じた143役のオベラの中でも、もっとも有名なものと言われるオテロを見てみました。初演は1975年ハンブルグなのだそうです。それ以来、世界中で数百回演じてきたそうですが、この動画は1976年ですから、かなり初期のオテロでしょう。それでも、十分に感情表現が伝わって来る、歌唱と演技が一体となった作品ではないかと思います。本当は、はじめてオテロに挑んだ時、周囲は声を痛めるからやめたほうがいいと言われていたそうです。しかし、初演から見事にオテロを演じきり、かなりの評判となったそうです。(さくら)




指揮 カルロス・クライバー
オテロ、ムーア人でヴェネツィア領キプロスの総督 (T)プラシド・ドミンゴ
イヤーゴ、オテロの旗手 (Brピエロ・カプッチルリ
カッシオ、オテロの副官 (T)
デズデーモナ、オテロの妻(Sミレッラ・フレーニ


2015年8月24日月曜日

プラシド・ドミンゴのトゥーランドット

今日は、あの「誰も寝てはならない」のアリアで有名な、トゥーランドットを見てみました。これも何度見ても良いですね。ドミンゴのこの映像は初めてでしたが、ゼッフィレッリの演出で、とても素晴らしいと思いました。半田晴久さんも、今年何度か歌われていた「誰も寝てはならない」ですが、ドミンゴが美しい声で高らかに歌い上げます。背中に電流が走りました。
やや画像は見にくいですが、中国風の曲や壮大なセット、衣装なども見所です。また、リッチャレッリが1幕と3幕で歌うアリアも、とても聴きごたえがあります。(さくら)


トゥーランドット ストーリー



指揮、ロリン・マゼール
トゥーランドット姫 (S)Ghena Dimitrova
カラフ、ティムールの息子でダッタン国の王子 (T)プラシド・ドミンゴ
リュー、ティムールと王子に仕え、王子想いを寄せる (S)カーティア・リッチャレッリ



2015年8月22日土曜日

ドミンゴ出演の「道化師」、東京公演より

半田晴久さんとドミンゴのコンサートが来週開催されます。当日はオベラではありませんが、せっかくなのでドミンゴのオベラを行く前にいくつか視聴しています。

 今日は、もうひとつのヴェリズモ・オペラの代表作といえる「道化師」の、1976年、こちらも東京NHKホールでの公演からです。こちらは2幕ですが、かなり短めです。芝居と現実が交錯してしま、そして悲劇で終わってしまうのですが、最後にドミンゴが言う、喜劇は終わりましたというセリフがなんともいえません。オベラの冒頭に口上役で出てくるピエロの話も、なかなか味があります。それを聞いてるから、劇のストーリーも最後のセリフも活きてきますね。なかなかしっかりした構成で、人気があるのも分かる気がしました。(さくら)


「道化師」ストーリー


カニオ(劇中ではパリアッチョ) 旅回り一座の座長(T)プラシド・ドミンゴ
ネッダ(コロンビーナ) 女優でカニオの妻(S) エレナ・ヌンツイアータ
トニオ(タッデーオ) せむしの道化役者(Br)ベニート・デイ ベルラ
ベッペ(アルレッキーノ) 色男役者(T)ピエロ・デ パルマ
シルヴィオ 村の青年(Br)ロレンソォ・サッコマーニ



2015年8月18日火曜日

ドミンゴの「カヴァレリア・ルスティカーナ」

ヴェリズモ・オペラの代表作といえる「カヴァレリア・ルスティカーナ」、1976年東京NHKホールでの公演からです。ドラマティックな演技も見ものです。一幕ものですからすぐに終わりますが、内容的にはかなり濃いストーリですね。ラストの決闘シーンにいたるやりとりのところなど、ハラハラする緊張感と悲しみに満ちていますね。胸に迫るものがあります。こういうことが、そのころのイタリアのシチリアでは実際にあったのでしょう。(さくら)


「カヴァレリア・ルスティカーナ」ストーリー



サントゥッツァ(Ms):若い村娘  フィオレンツァ・コッソット
トゥリッドゥ(T):兵隊帰りの青年 プラシド・ドミンゴ
ルチア(Ms):トゥリッドゥの母 ネルラ・ヴェリ
アルフィオ(Br):馬車屋 アッティリオ・ドラーツィ
ローラ(Ms):アルフィオの妻 ガブリエルラ・ノヴィエルリ







2015年8月17日月曜日

ジェイソン・デイがメジャー制覇

半田晴久さんが会長の国際スボーツ振興協会主催、「ISPSハンダ・ワールドカップ・オブ・ゴルフ」が2年前に開催されたとき、個人優勝したのがジェイソン・デイだった。そのころから注目していたが、このたびの全米プロゴルフ選手権で、とうとうメジャーを制覇した。思えば、「ISPSハンダ・ワールドカップ・オブ・ゴルフ」のころフィリピンを襲った台風で、ジェイソン・デイは母方の親族を亡くしている。それを乗り越えての優勝だったから、その精神力に感動したことを思い出す。

今年7月の全英オープンでは、1打差でメジャー制覇のチャンスを逃したが、そのときに同じスコアだった、すでに今年の全米オープンとマスターズを制覇しているジョーダンスピースを下しての、堂々たる優勝だ。しかもタイガーウッズの持つ19アンダーを抜き、メジャー史上初の20アンダーにのせての優勝という記録つきだった。ウィニングパットを決めると、涙を浮かべて家族やキャデイと抱き合い、喜びを分かち合っていた。心からおめでとうと言いたい。

それにしても2位のジョーダンスピースも、期待された通りの凄い選手になった。今年の4大メジャーすべて優勝争いに絡んでいる。そして、ついにマキロイを抜き世界ランク1位になった。20代のマキロイ、デイとともに、早くも黄金時代を築きそうだ。ますます世界の男子ゴルフは面白くなってきた。(了)

2015年8月16日日曜日

フランスオベラの傑作、カルメン

半田晴久さんは、主にヴェルディとモーツァルトのオベラを演じてこられましたが、今日紹介するフランスオベラの名作、ビゼーの「カルメン」も素敵ですね。とても有名なオベラで、馴染み深い曲もあり、オベラにあまり関心がない人でも面白く楽しめる作品ですね。
原作は、歌の間を台詞でつないでいくオペラ・コミック様式で書かれていて、フランスではその形式でやることが多いそうです。セリフが入るので、演技力がさらに必要になりますね。ドミンゴは、さすがに上手いです。


カルメン : ジプシーの女 (Ms) テレサ・ベルガンサ
ドン・ホセ : 衛兵の伍長 (T) プラシド・ドミンゴ
ミカエラ : ホセの許婚 (S) カーティア・リッチャレッリ
エスカミーリョ : 闘牛士 (Br) ルジェロ・ライモンディ


カルメンストーリー















こちらは、曲間の台詞部分をレチタティーヴォに改編したものです。
どちらがいいかは好みの問題でしょうか。ドミンゴが女性にふられる役というのがなかなか新鮮ですね。ドミンゴにとってはあまりかっこいい役ではないかもしれませんが、渾身の歌と名演で、とても素晴らしいと思います。(さくら)






クライバー指揮、
ゼッフィレッリ演出
ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団
カルメン : (Ms) エレーナ・オブラスツォワ
ドン・ホセ : (T) プラシド・ドミンゴ
ミカエラ : (S) イゾベル・ブキャナン
エスカミーリョ : (Br) ユーリ・マズロク





2015年8月15日土曜日

カラヤン指揮、ドミンゴ、カップッチッリ、コッソット、カバイヴァンスカの「イル・トロヴァトーレ」

プラシド・ドミンゴが来日し、半田晴久さんと26日にコンサートを開催します。見逃せない素晴らしいコンサートになるのではないかと思います。

今日は、ドミンゴが出演している、「イル・トロヴァトーレ」を聞いてみました。これも素晴らしい大傑作でしょう。
カラヤンが指揮し、バリトンのカップッチッリも素晴らしい歌を披露しています。ソプラノにはカバイヴァンスカという最高のソプラノを配し、第一幕のドミンゴとの三重唱は圧巻です。また、 メゾにはコッソットと、大歌手が共演した、ゾクゾクするような白熱の映像がご覧になれます。
ドミンゴが若いです。1970年代終わり頃の、絶頂期に向かっているころでしょうか。ドミンゴやカップッチッリら、オペラの最高の歌手の声には、声そのものにありありとドラマを感じますね。

そして往年のカラヤンの指揮も見ものです。カリスマ性がありますね。また、この「イル・トロヴァトーレ」は、カラヤンが最も愛していたオペラの一つと言われているそうです。ヴェルディのオベラの中でも、とくに人気と評価の高いものですね。(さくら)



「イル・トロヴァトーレ」ストーリー


指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ウィーン国立歌劇場管弦楽団 
演出:ヘルベルト・フォン・カラヤン 

ルーナ伯爵、誇り高いアラゴンの貴族 (バリトン):ピエロ・カップッチッリ
レオノーラ、アラゴン王妃の美しい女官 (ソプラノ): ライナ・カバイヴァンスカ
アズチェーナ、ジプシーの老婆 (メゾソプラノ):フィオレンツァ・コッソット
マンリーコ、放浪の騎士で吟遊詩人。(テノール)プラシド・ドミンゴ
フェルランド、ルーナ伯爵の家臣 (バス):ヨセ・ファン・ダム










2015年8月14日金曜日

プラシド・ドミンゴのアイーダ

半田晴久さんと、プラシド・ドミンゴのコンサートの前に、ドミンゴのオベラをいくつか見ています。
今回は、ヒューストン・グランド・オペラから、アイーダになります。
有名なオペラですが、半田晴久さんが支援される、Handa Opera on Sydney Harbour(ハンダ オペラ オン シドニー ハーバー)の今年の上演が、やはりアイーダでした。

今年のハンダ オペラ オン シドニー ハーバーは古代エジプトを舞台にした「アイーダ」

こちらは野外で、舞台セットがおそろしく凝っていました。


今日紹介する動画は、途中、舞台裏の練習風景などが出てきますので、それを除けば2時間30分ほどです。画像はあまり良くないですが、演技の表情などはある程度までわかります。
この役も、ドミンゴに、とてもはまっていますね。たくましく大柄ですから、将軍の役とか男らしい役は、特に適役ではないかと思います。そして、役者としても最高の演技力が備わっているのを感じました。また、演技と一体になった歌であり、そして、とても素晴らしい声でドラマチックに歌い上げます。感動します。(さくら)


アイーダ ストーリー


アイーダ(S): エジプトに捕らわれたエチオピア王女  ミレッラ・フレーニ
ラダメス(T): エジプトの将軍  プラシド・ドミンゴ
アムネリス(Ms): エジプト王女   Stefania Toczyska
アモナスロ(Br): アイーダの父であるエチオピア国王 Ingvar Wixell
エジプト国王(Bs) David Langan










2015年8月12日水曜日

プラシド・ドミンゴのローエングリン


半田晴久さんと、プラシド・ドミンゴのコンサートの前に、ドミンゴのオベラを少しでも見ておきたいと思っています。ドミンゴは、ドイツオベラにもたくさん出演されてますが、この今日紹介する、リヒャルト・ワーグナーのローエングリンは、とても素晴らしいオベラでした。ワーグナーの中でも、最も人気があるそうですが、主人公の白鳥の騎士ローエングリンの役がかっこいいです。それをドミンゴが演じていますので、最高ですね。

動画は、三大歌劇場といわれるウィーン国立歌劇場で、おそらく1990年前後のものだと思いますが、アバド指揮、ウィーン国立歌劇場管弦楽団によるものです。

ウィーン国立歌劇場管弦楽団ではありませんが、ウィーン・フィルのコンサートマスターとでしたら、半田晴久さんも20年前に、一度かニ度、一緒にチャリティーコンサートをされていましたけどね。


ドミンゴがはじめてワーグナーを歌ったのは、1960年代の後半のようです。ハンブルグで、ローエングリンに出演し成功するのですが、喉の酷使で声のトラブルに見舞われたそうです。そのために、ドイツオペラに対して慎重になり、次にローエングリンに出演したのは20年後だったというエピソードがあるそうです。


ローエングリン(T): 聖杯守護の騎士 プラシド・ドミンゴ
エルザ(S): ブラバント公の娘 シェリル・ステューダー
テルラムント(Br): ブラバントの伯爵 ハルトムート・ヴェルカー
オルトルート(Ms): テルラムントの妻 ドゥニャ・ヴェイソヴィチ
ハインリヒ1世(Bs): ドイツ国王 ロバート・ロイド

構成とストーリー









26日の半田晴久さんと、プラシド・ドミンゴのコンサートが楽しみですね。(さくら)



2015年8月11日火曜日

プラシド・ドミンゴのトスカ

半田晴久さんと、プラシド・ドミンゴのコンサートの前に、少しはCDを聞いておこうと思ってます。 たくさんのオベラに出演していますので、できればいくつか見ておきたいですね。

ドミンゴが 出演しているプッチーニのトスカが動画にありましたので、参考までに紹介します。

女性歌手トスカと恋人の画家カヴァラドッシが主人公。
カヴァラドッシは、脱獄した同志を助けたために、ローマ市の警視総監スカルピアに捕えられ、後日処刑される運命になります。カヴァラドッシの解放と引き換えに、スカルビアはトスカを我が物にせんと迫りますが・・・。





聞き所、見所はたくさんありますが、なかでも第3幕は震えるようなシーンが続きます。ドミンゴが扮するカヴァラドッシが、絶望の中歌い上げる『星は光りぬ(星はきらめき)』では涙が出てきました。
とにかく初めから最後まで、目が離せないストーリーに、素晴らしいアリア、本当に演技も歌も神レベルでした。悲劇の物語ですが、終わってからも何度もカーテンコールが続いていました。ドミンゴも若くてかっこいいですね。
映像は、メトロポリタン・オペラからでした。

半田晴久さんとのコンサートが楽しみです。(さくら)

トスカ  ストーリー

2015年8月10日月曜日

ISPSハンダグローバルカップの特集記事



ALBAに半田晴久さんが会長を務めるISPSが主催した、ISPSハンダグローバルカップが特集されていたので掲載する。

今大会の大きな意義としては、世界の各ツアーのカテゴリーにとらわれず、海外の5大ツアーから多くの選手を招聘したグローバルな大会であったことがあげられる。そのため、世界の実力者たちと国内の精鋭たちのしのぎをけずる展開となり、見る方にとっても熱い大会となったことだ。

もうひとつは、この世界の強豪が集結したトーナメントが、英語解説つきで、海外に放映されたことだ。これは日本で初の試みであった。アジアンツアーの放送枠を使用して、5大陸の1億3千万世帯に熱戦が中継された。国内では4千万世帯に届いた。また、別途にインターネットでも連日生中継されている。半田晴久さんによると、この海外へのテレビ中継は,来季以降、さらに拡大する予定だという。

このように、国内男子ゴルフの人気の減少が言われる中で、また、グローバル化する世界ゴルフの動きの中において、この大会が巻き起こした新風の意味は大きいと思う。今後の男子ゴルフの活性化につなげてもらいたい。

また、今季日本男子のトーナメントでは、海外から参加している選手の優勝があいついでいる。その意味でも、もっとも海外の強豪が勢ぞろいしたこの大会で、それらの強豪たちを抑えて優勝した武藤の頑張りは、たんなる優勝以上の価値があるものと称えられてよいと思う。(了)



居並ぶ海外強豪もなんの…ゴルフ武藤、自信膨らむV 

日本経済新聞2015/7/1 6:30


武藤は「(1アンダーの)前半、みんなが伸ばしていくのを横目に耐えられた。グリーンは硬く、バーディーとボギーは紙一重だったが、いい具合に自分をコントロールできた」という。過去5勝のうち4勝は8月以降の大会だけに「早いうちに勝てて良かった。2勝目、3勝目を目指します」。
シュワーツェルは過密日程にもかかわらず10位と健闘=共同
シュワーツェルは過密日程にもかかわらず10位と健闘=共同


 4位のポールター、10位のシュワーツェルらを抑え「ホームだし、日本人にもうまい選手がいるというアピールになったと思う」と自信を膨らませたようだ。初日6位発進した3年前の全英オープンのように、今後は日本だけでなく海外でも活躍してもらいたい選手の1人である。





2015年8月9日日曜日

半田晴久さんのゴルフ界における貢献



ALBAに半田晴久さんが会長を務めるISPSのゴルフ支援のことが特集されていたので掲載する。


半田晴久さんの世界のゴルフ界における貢献度は高い。ここにも書かれているように、衰退傾向にあったツアーでの開催が多く、その支援によってツアー全体が持ち直している。日本国内では、男女のシニアツアーがそうであるし、海外では米国女子シニアのレジェンドツアーも、半田晴久さんがパットブラッドリーに請われ会長に就任して以来、試合数は倍以上に増えている。また、最近では世界の女子ツアーにおいても支援し、それによって多くの女子スター選手が育ち、女子ゴルフがメジャーな存在になったという関係者の発言があった。男子ツアーにおいても、先日来日したイアン・ボールターが、ISPSの支援に随分と助けられたと言っていた。

現在では、国内外において、ボーリングやゴルフの支援で年間65試合のHANDA CUPが開催されているそうだ。ハンダカップはいまでは、ひとつのブランドになっているが、関係者からの強い勧めがあって、その呼び名になったようだ。もともと海外では、個人の名前を冠大会の名前につけるのは珍しくはないが、ハンダという名が外国人に言いやすいというのもあって、そのネーミングに落ち着いたようだ。半田晴久さん自身は、自分自身の名前をつけるのに抵抗があったようだが、ISPSだけでは、なんのことかわかりにくいので、良いのではないかと思う。(了)

2015年8月8日土曜日

IPUとWSD共催によるグローバル・オピニオン・サミット

5月に行われた世界の若い議員と語り合うグローバル・オピニオン・サミットでの、半田晴久さんの発言を紹介する。そもそもこの会議は、世界中にオピニオンリーダーが育つことも、大事な目的のひとつだった。それで、半田晴久さんが総裁である世界開発協力機構と、同じような目的を持つIPUとが協力しての開催となった。

IPUは言うまでもないが、主権国家の立法府の国際機関として、唯一、かつ最も権威のある組織である。国連の設立に貢献し、国際連盟の前から存在する無二の機関だ。世界開発協力機構は、世界的な福祉、教育、学術、人権に関する支援、公正な選挙や民主主義の推進、医療活動の支援など、多方面での国際支援を行なっている組織である。IPUとは、若い議員の育成、女性議員の伸長、アジアでの活動などの目的で、2013年に提携を結んでいる。IPUが民間組織と提携するのは、120年の歴史で初のことだ。

半田晴久さんは、「現代のオピニオンリーダーは、グローバルな総合視点から、物事を見る見識が問われます。つまり、人間と社会を有機的、立体的、総合的、国際的に見る、学問や教養の厚みがある人物こそが、現代のオピニオンリーダーなのです。それはもう、イリオモテヤマネコや、冠ワシぐらいの数しか、日本にはいないのです。だから、優れたオピニオンリーダーを日本に集め、世界平和や日本の未来、アジアの未来を予測し、熱き議論を交わすのです。日本と世界の若きリーダーや、若い議員にとって、それは大きな刺激であり、将来への良きヒントになるはずです。こうした体験を通し、世界中に優れたリーダーが育つことを、心から願うものです」と言われていた。

過去には、トニー・ブレアー、ビル・クリントン、コリン・パウエル、ジョン・ハワード、フィデル・ラモス氏ら、大物政治家が登場し、サミットが繰り広げられたが、半田晴久さんのモデレータートしての会議の進行はとても鮮やかであった。本音の意見を引き出し、難しい話や、多岐にわたる内容も、ユーモアを交え分かりやすくまとめて提示した。その捌き方の手腕の見事さには、驚くばかりであった。

そして、今回の会議の目的は2つあるとし、ひとつはIPUの活動を幅広く認知してもらい、日本でIPUの議員が活動しやすくするためだという。IPUには無限の可能性があり、それをどう引き出して、活用するかは、いまの若い議員たちの務めだということだ。 そしてもうひとつは、諸国の政治事情を、お互いが広く勉強できることだと言われていた。そして、その目的は達成されたと感じた。





世界の若い議員と語り会うサミット




なを、当日は、黒子ならぬ日本の忍者が登場し、すばやく発言者のところにマイク持っていく役をになっていた。会場も、発言者も大喜びで和んでいた。(了)










2015年8月7日金曜日

半田晴久さんから、進路に迷う高校生へのアドバイス

高校3年になると、進路や将来のことで、悩んでいる人も多いことでしょう。とくに絵や書の才能がある高校生は、将来絵や書を活かした道にすすむのか、違う道に進むのか、本当に悩むのではないかと思います。

そういう人に対して、半田晴久さんは、将来これで食べていけるのだろうかと、色々迷わない人はいないとしながら、ゲーテの「人間は努力する限り迷うにきまっているものだ」という言葉を紹介されました。
結論としては、進路というのは一生を決めるものではないと、進路というのが一生を決めるものではないということでした。高校生で一生の進む道を決めるというのは難しいと。でも、とりあえず何か 進路を決めないといけないので、自分の一番興味のあるもので、人様も評価しているものがあれば、それを信じて、それに打ち込んでいけばいいそうです。そうやって努力する自分というのを作っておけば、そういう基礎があるから、その実力や人脈や情報などは、ほかのことでも活かされるし、一切無駄にはならないと言うお話をされていました。たしかに、人生の途中で、方向展開しても、その後成功した人はたくさんいます。そういう人は、みな、そのように取りあえず、何かを決めて一生懸命に打ち込んできた人なのでしょう。もちろん、若い時に決めたことをずっとやっている人もたくさんいると思います。あくまで、進路に悩んで決心がつかない人に対して言われていることです。

半田晴久さんは、予備校の経営もされていますので、そういう悩みをもつ高校生の気持ちがよくわかるのでしょう。迷える高校生にとって、とても良い話だと思いました。(さくら)

2015年8月6日木曜日

女子ゴルフのメジャー化に貢献


半田晴久さんはこれまでに、世界で多くのゴルフトーナメントをサボートしてこられました。そして、世界的に見ると、数年前までは男子ゴルフに比べ女子ゴルフは、どちらかというとマイナーな存在だったそうです。しかし、欧米の女子ゴルフ関係者の話では、半田晴久さんのサポートによって、女子ゴルファーに活躍の機会が与えられ、そこからスター選手が何人も生まれることにより、女子ゴルフがメジャーになったと述べていました。また半田晴久さんは、そこから得られたものを、さらに地域やゴルフ界に還元するので、それがまた素晴らしいということでした。半田晴久さんのゴルフ界への貢献、また、障害者ゴルフなど社会福祉による貢献は、とうてい一言や二言で言い表されない、深いものがあるそうです。日本にいると、なかなかそのあたりのことまでわからないので、知らない人がほとんどだと思いますね。

しかし、先日の日本ゴルフツアー機構 男子レギュラーツアーを主催されたときも、世界の6大ツアーから、かつてないほどたくさんのスター選手が、この夏の過密スケジュールの合間をぬって来日しました。これを見て、半田晴久さんの影響力の大きさを感じました。私たちの知らないところで、世界のゴルフ関係者との信頼関係、厚い友情を築きあげられていたのでしょう。

今年の女子ヨーロピアンツアーでは、先日紹介した、ISPSハンダ・レディス・ヨーロピアン・マスターズを含む3試合を主催されました。
2月に開催されたのがISPS HANDA オーストラリアオープンとISPS HANDA ニュージーランド女子オープンでした。
連続で、リディア・コ選手が優勝していますね。このときは、世界ランクも1位でした。(さくら)




















2015年8月5日水曜日

世界的な社会貢献を続ける、半田晴久さんとドミンゴとの出会いは

プラシド・ドミンゴは、2010年の日本公演の時に腹痛を訴え、その後大腸ガンの手術を行いますが、1ヶ月程度で、すぐにオペラに復帰しています。2013年7月にも、肺塞栓で入院しましたが、10月には来日しています。そして、今回、半田晴久さんと共演する東京国際コンサートの会場と同じ東京国際フォーラムで公演をしていました。とにかく休むことを知らないところは、半田晴久さんとそっくりです。病気になっても、治るとすぐに復帰するというのは、若いならともかく、年齢を考えるとかなりハードなことだと思います。

すでに半世紀以上にわたって歌ってきて、世界の第一線でずっと活躍してきたわけですから、偉大というしかありません。全盛期の頃から、世界中をハードスケジュールで飛び回るそのバイタリティーは有名だったそうです。新たな仕事の契約を次々結び、60代になってから以降も、かえってハードな毎日を送ってきたそうです。
現在74歳とのことですが、ふたつのアメリカの歌劇場の芸術監督を務めていますし、指揮者としても精力的に活動するなど、本当に超人的な方ですね。若い歌手の育成にも熱心に取り組んでいます。
10年前のインタビューでは、初心の頃からずっと変わらず同じ情熱を持ち続けてきました。キャリアにたいする愛、音楽への愛などです。その気持ちがなくなった時が、私が歌うことをやめる時ですと言われていました。
プラシド・ドミンゴ世界オペラ・コンクール「 Operalia」という、有望な若手オペラ歌手育成のためのコンクールも1993年から始めていて、世界的な権威あるコンクールとして、ここから数十人ものトップ歌手が育っていったそうです。規模は違いますが、半田晴久さんも若い日本の声楽家を育てようと、努力されています。
そういう音楽界への貢献も偉大なドミンゴですが、世界的な社会貢献活動を続ける半田晴久さんとの出会いは、何か新たな刺激を受ける素晴らしい機会になるかもしれないですね。(さくら)

2015年8月1日土曜日

三大テノールの、カセーラスに続き、ドミンゴとも共演



友人知人に、オペラのアリアで何が好きか聞いてみたところ、半分の人が、トゥーランドットの「誰も寝てはならない」が好きと答えました。それしか知らないんじゃないのと思える人もいましたが、たしかにこの曲は最も有名なアリアなのかもしれませんね。クラシックに関心がない人でも聞いたことぐらいはあるようですから。
最近では、半田晴久さんも、コンサートでこの歌を歌われていました。そしてこの歌は、半田晴久さんの話にもときどき出てくるパヴァロッティによって、1990年に、世界的に有名になったと言われています。それは、この曲がシングルカットされて、イギリスのボップチャートでトップになるほど売れまくったからだそうです。この曲が入ったアルバムも、ロックやボッブスのスーバースターたちを尻目にトップに上り詰めています。その後、1990年イタリアで行われたサッカーワールドカップ前夜祭での三大テノールコンサートが実現します。もちろんこれは、ホセカレーラスの白血病の基金のために開催されたものですが、この大ヒットがきっかけで、コンサートがより多くの人々から、クラシックファン以外の人からも大いに注目されたことは間違い無いでしょう。そして、コンサートの後、そのレコードやビデオが爆発的に売れ始め、三大テノールはクラシックの範囲を超えて、音楽の世界に前例のない記録を打ち立てていくことになります。クラシックのビジネスも巨大になり、大きく変わりました。そんな革命的な出来事の幕開けを告げる曲だったと言っても、言い過ぎではないと思うのですがどうでしょう。



さて、三大テノールといえば、半田晴久さんが、今度はプラシド・ドミンゴと共演されます。6月はホセ・カレーラスとの共演という、素晴らしいコンサートが実現したばかりでしたので、連続というのはさすがにびっくりしています。これでもしもバブロッティが生きていたら、それも実現したのではないかと思えてしまいますね。(さくら)