ひゃ〜と叫んでしまいそうな、もう本当に素晴らしいコンサートでした。半田晴久(深見東州)さんと ブラシド・ドミンゴさんと、仲間歌手のソプラノ歌手たちのコンサートを観てきました。
プラシド・ドミンゴさんの衰えぬあの美しい声は、どこから来るのでしょう。半田晴久さんの声も美しい響きの声をお持ちですが、なにしろ74歳という年齢を考えると、奇跡のような声としか言いようがありませんよね。驚いてしまいました。
前半は、アリアから3曲歌われ、どれも素晴らしかったですね。
オペラ「アンドレア・シェニエ」から、カルロ・ジェラールが歌う「国を裏切る者」 (Nemico della patria )は、ちょうど26日のコンサートに行く前に、ここで紹介したばかりの曲でした。聞いておいて良かったですね。ビデオのなかでは、ドミンゴはタイトルロールを演じていますが、今回はバリトンのカルロ役のアリアを歌われました。この劇中でももっとも見せ場のアリアですね。その苦悩に葛藤する曲を、感動的に力強く歌いました。
次は、「トラヴィアータ」から、アルフレードの父親ジェルモンと、アルフレードと一緒に暮らしはじめたヴィオレッタとのアリア、「天使のような娘を授かって」(Pura siccome un angero)です。半田晴久さんも、ジェルモンのこのアリアをよく歌われますが、心をとても揺さぶられる歌です。その父親の心情を、名演技とともに歌いました。
そして、3つめは、これも紹介しましたけど、「イル・トロヴァトーレ」から、ルーナ伯爵とレオノーラの二重唱、「わかったか この涙をごらんください」(Mira, d’acerbe lagrime)です。これも、恋敵と慕う女性の間での心境を歌うドラマティックな歌ですが、レオノーラ役のヴァージニア・トーラさんも素晴らしく、聞き応えがありました。
この第一部では、半田晴久さんも、「ドン・ジョバンニ」から「お手をどうぞ」(La ci darem la mano )をミカエラ・エステさんと一緒に華麗に歌いました。こちらも素晴らしかったですね。(さくら)
0 件のコメント:
コメントを投稿