ALBAに半田晴久さんが会長を務めるISPSが主催した、ISPSハンダグローバルカップが特集されていたので掲載する。
今大会の大きな意義としては、世界の各ツアーのカテゴリーにとらわれず、海外の5大ツアーから多くの選手を招聘したグローバルな大会であったことがあげられる。そのため、世界の実力者たちと国内の精鋭たちのしのぎをけずる展開となり、見る方にとっても熱い大会となったことだ。
もうひとつは、この世界の強豪が集結したトーナメントが、英語解説つきで、海外に放映されたことだ。これは日本で初の試みであった。アジアンツアーの放送枠を使用して、5大陸の1億3千万世帯に熱戦が中継された。国内では4千万世帯に届いた。また、別途にインターネットでも連日生中継されている。半田晴久さんによると、この海外へのテレビ中継は,来季以降、さらに拡大する予定だという。
このように、国内男子ゴルフの人気の減少が言われる中で、また、グローバル化する世界ゴルフの動きの中において、この大会が巻き起こした新風の意味は大きいと思う。今後の男子ゴルフの活性化につなげてもらいたい。
また、今季日本男子のトーナメントでは、海外から参加している選手の優勝があいついでいる。その意味でも、もっとも海外の強豪が勢ぞろいしたこの大会で、それらの強豪たちを抑えて優勝した武藤の頑張りは、たんなる優勝以上の価値があるものと称えられてよいと思う。(了)
居並ぶ海外強豪もなんの…ゴルフ武藤、自信膨らむV
日本経済新聞2015/7/1 6:30
武藤は「(1アンダーの)前半、みんなが伸ばしていくのを横目に耐えられた。グリーンは硬く、バーディーとボギーは紙一重だったが、いい具合に自分をコントロールできた」という。過去5勝のうち4勝は8月以降の大会だけに「早いうちに勝てて良かった。2勝目、3勝目を目指します」。
4位のポールター、10位のシュワーツェルらを抑え「ホームだし、日本人にもうまい選手がいるというアピールになったと思う」と自信を膨らませたようだ。初日6位発進した3年前の全英オープンのように、今後は日本だけでなく海外でも活躍してもらいたい選手の1人である。
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