THE JAPAN TIMES SEP 30, 2015
半田晴久(深見東州)さんの武道館コンサートは、そのタイトル通り、老若男女がだれでも楽しめるものとなった。小学生くらいのお子さん連れも見かけたが、アニメソングやAKB48の歌の時には、楽しそうにはしゃいでいた。10代から80代までを同時に楽しませるコンサートなど、半田晴久(深見東州)さんにしかできないであろう。いろいろな歌を歌えばできるわけではなく、その曲にふさわしいだけの情感があり、なりきって歌わなければならない。若い女性アイドルから、ロックスター、フォーク歌手、演歌歌手、大人のダンディな雰囲気のジャズシンガーまで、またクラシックの品格を使い分けながら、そのキャラクターになりきって歌える歌手など、世界中にそう何人もいるものではないと思う。そういう意味では、またとない画期的なコンサートだったと言える。
個人的には、スタートのジャズナンバーから、ゴージャスな別世界のショーに来た気分だった。大物エンターテイナーの貫禄と余裕のあるステージで、安心して半田さんの世界へと身を委ねた。酔わせる大人の歌を歌えるのが、好きなところの一つだ。内面の成熟度が高くないと、このような歌唱となって表現できないであろう。合間には、気の利いたジョークを挟みながら、次々と音の世界をチェンジしながら、3時間超の、長いステージを走り抜けた。夢のような、一夜となった。(了)
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