2015年7月1日水曜日
第1回ISPSハンダグローバルカップ覇者は武藤
2015年6月30日 スボーツニッボン
大激戦の末、第1回ISPSハンダグローバルカップの覇者は、武藤俊憲と決まった。プレーオフでのアンジェロ・キューとの一騎打ちは、みている方が力が入った。しかし、何と言っても16番ホールで驚異的なロングパットを決めたのが大きかった。あれから、神技のようなパットを連続して決めた。 プレーオフ一巡目の林の中からの、わずかな隙間をついてのショットはまさに神技だった。しかし、海外勢の活躍はさすがというしかない。全米オープン出場組の日本勢は、予選で落ちてしまったが、海外組は3人が優勝争いに絡んでいた。その中でも、ポールターの安定感は、さすが現在世界ランク26位の貫禄だった。最終日、一時は優勝するのではと思ったが、アンジェロ・キューが驚異的な−7で上がったので、無理に攻めていったけども惜しくも追いつけなかった。しかし、その確実なプレーは、最後までトーナメントを牽引したと思う。もちろんシュワーツェルやセンデンも底力をみせつけた。しかし、日本選手では、優勝した武藤の他に、地元の小池選手、ホストプロの藤本、そして谷口徹も良かった。韓国勢も素晴らしいショットを見せて上位に来た。総じて、海外勢に対抗し、スコアも伸びたのではないかと思う。主催者代表の半田晴久さんの開催するものは、常に大成功になるが、今季最高の試合になったと思う。そして、世界ランクのポイントも、日本ツアーで2番目に高い評価になるというから、素晴らしい。これで、来年の開催も、一層の期待がかかるものとなった。半田晴久さんのことだから、さらに飛躍する何かを用意されるであろう。(了)
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