2015年6月24日水曜日

明日から、ISPSハンダグローバルカップが開催

2015年6月14日 山梨日日新聞

明日から、半田晴久さんひきいる 国際スポーツ振興協会主催による、ISPSハンダグローバルカップが開催される。
今回から、日本男子ゴルフレギュラートーナメントに加わることになる。そして、はじめから型破りなトーナメントになっている。なにしろ、4大メジャーをはじめ、世界のトップクラスがアメリカでしのぎをけずるこの時期に、世界の6大ツアーの ビッグネームが、大挙して参戦する大会になっている。しかも、かれらの多くは、先週の全米オープンに最後まで残って、好成績を挙げている。そんな世界のトッププロが参戦するなかで、迎える日本も、昨年度賞金王の小田孔明こそ出場しないようだが、他の日本選手は、ほぼ出揃っている。堂々とビッグな海外選手を上回る活躍をみせて欲しい。ただ今期の日本男子ツアーは、目下のところ、上位陣は海外の選手ばかりなのに、すこし寂しさを感じる。ぜひ、この大会で、奮起を期待したい。

そして、日本の若手プロにも、大きな刺激となれば、今後の日本男子ゴルフの魅力アップにも繋がるだろう。半田晴久さんも、日本の若手選手の育成のことを考えてあると思う。明日の予選の組み合わせでは、全米オープンで7位だったチャール・シュワーツェルが近藤共弘、ISPS所属のホストプロ藤本佳則と同組でまわる。また、同18位だったジェイソン・ダフナーは、今田竜二とホストプロ谷原秀人とラウンドする。イアン・ポールターは小平智、片岡大育とラウンドを共にする。そこかしこで、国際色豊かな熱戦が繰り広げられることだろう。


世界から優れたプロや新人王大集結 
6月11日日中新聞 

 国際スポーツ新興協会(ISPS:半田晴久会長)は、6月25日から28日まで山梨・ヴィンテージGCで「ISPSハンダグローバルカップ」を開催する。この大会は男子レギュラーの公式戦。半田会長は「オリンピックの正式種目になったゴルフを日本国の国威隆昌のために男子レギュラーを盛り上げ、ゴルフでも金メダル獲得を期して主催した」という。その記者会見が東京・港区の東京プリンスホテルで開催された。
 席上、2011年「マスターズ」覇者のシャール・シュワーツェル(南アフリカ)や13年「全米プロ」優勝のジェーソン・ダフナ―(米国)ら海外の16選手が出場すると発表した。海外のビッグプレイヤーの日本ツアー出場は秋が常識だった。米ツアーは9月頃までビッグ大会が目白押し。これが終わってからの参戦になるからだ。しかもこの大会の前の週は「全米オープン」。3週間後は「全英オープン」とメジャー大会が相前後して開催され、超過密状態。通常、なかなか来日することができないが、半田会長のひとかたならぬ熱意と努力で実現した。
 半田会長は「チャリティを進化させ、スポーツの力で社会をより良く」をテーマに「進化したチャリティとして開催する」という。さらに「男子レギュラーの二軍と言える、チャレンジツアーを5年間スポンサーした実績の上に成り立つもの。また、昨年は男子レギュラーの試合数が過去最も少なく、7週間も試合のない時があった。それでJGA(日本ゴルフ協会)やPGA、JGTO(日本ゴルフツアー機構)だけでなく、私も日本の男子ゴルフ界の将来に大きな危機を感じた」という。「これでは日本の男子レギュラーは埋没し、オリンピックも戦えない」というわけだ。したがって海外のスポンサー試合を縮小し、国内男子のために資金を集中させたという。

チャリティ進化、スポーツで社会貢献 日本ゴルフ界をグローバル化に対応  

 今回の大会について半田会長は次の2つの大きな意義を強調する。一つは世界のゴルフ界のグローバル化が進んでいること。しかし、日本のゴルフ界はますますガラパゴス化しているという。そこで日本のゴルフ界のグローバル化に少しでも役立つように世界の主要な6つのツアーが日本に集う大会を行なうことにしたという。「これは男女を含め、世界中でトーナメントを主催し、10年かけて築いた信用と人脈があるから可能になった。この積み重ねがあってこそ、日本の危機のために尽くせるのだ。ローマは一日にして成らず。一見、大きなプロジェクトのようだが、その陰には営々たる努力や積み重ねがあるのだ」と力説する。 
 二つ目の意義は世界レベルの熱戦を日本と世界でテレビ放映することだという。日本の試合を五大陸のテレビチャンネルに配信するのは歴史上初めての試みだ。日本のツァーではこれまでアジアツアーとのコーサンクション(共同主催)はあっても、ヨーロピアンツアーや南アのサンシャインツアー、米国PGAとのコーサンクションはない。つまり、英語で試合を解説するシステムがなく、それを世界の何億世帯に配信し、見る人が面白いと思える試合やシステムがないからだという。
 日本のゴルフ界はそこが大きな壁となり、将来、世界から取り残される可能性が大きい。そこで日本のゴルフ界のグローバル化のために世界6億世帯に配信する突破口を開くのがこの大会の使命だという。(了)





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