私も会期内に、なんとか見学することができ、亀井氏いわくシャガールを超えたというその半田さんの絵画を鑑賞することができた。
シャガールは私も大好きな画家だが、幻想的な、不思議な絵に関しては、比較するのも楽しいかもしれない。また、鮮やかな色彩感覚も似ているところだろう。しかし、半田さんの絵画には、暗い影のようなものが一切感じられない。ここは、どの画家と比べても、はっきり違う印象を持つ。
内面がギャグにあふれる性質と。ご本人も自覚されているだけに、作風の明るさも、自由奔放な天真爛漫さも、その内面の明るさゆえからきたものかもしれない。
心が和み、元気の素をいただける作品の数々であった。(了)
「深見東州大英博物館凱旋」個展 第15回深見東州バースディ個展
2014年11月29日から12月1日、イギリス・ロンドンにある世界最大級の博物館「大英は博物館」の主催で深見東州氏の書画展『Captivating Calligraphy』が開催された。この書画個展は大英博物館の日本文化研究員から高い評価を得て、開催が決まったもの。初日のデモンストレーションでは深見東州氏が巨大な書や水墨画の実演や解説を行なった。また、太鼓や仕舞、笛のパフォーマンスを行ない、日本文化に対する感動と理解を与えた。
そこで第15回目となる今年の「深見東州バースディ個展」は、「大英博物館 凱旋個展!!!」として開催された。
今回の個展では、大英博物館に展示された書画や実演した巨大書を展示した。また、新作の書画や水彩、アクリル、油彩、パステル、ギャグ絵作品も、多数展示された。昨年は200点以上の新作を発表し、専門家から高い評価を受けた。今年も新作を発表しただけでなく2727点の旧作から人気の高い作品も展示した。
開会式が18日午前11時から開催された。最初に挨拶に立った衆議院議員の亀井静香氏は「深見先生は書画だけでなく、声楽にも造詣が深く、ジャンルを超えて多彩な分野にチャレンジしている。そのためダ・ビンチの再来とも思われる才能を発揮しておられる。私はシャガールを超えているのではないかと思う。ヨーロッパで彼の絵を観てきたが、ますます確信を深めた」
「深見先生は深い感性に基づいて大勢の皆さんを楽しくさせ喜ばせている。彼は神道なのにクリスマスパーティーをやる。本当にたまげた。時々、舞台でおかしなことをされても、日本の伝統文化をしっかりおやりになる。今後のご活躍を期待している」と語った。
ダ・ビンチ再来、シャガール超えた迫力のデモンストレーションに沸く
また、衆議院議員の小沢一郎氏は「深見先生の誕生日と同時に深見先生の作品を拝見させていただくことになった。私は書画の才能がないのでよく解らないが、感動させるものを感じている。どのような分野でも素晴らしい才能を発揮され、ただただ感心するばかり。今後も健康に気を付けて、あらゆる分野でご活躍され、多くの人に感動を与えてください」と期待の言葉を述べた。
衆議院議員の鳩山邦夫氏は、「バースディ個展、おめでとう」と前置きし、「テーマにあるようにいつも『個展個展、見るのにてんてこ舞い』で、こてんこてんにやっつけられているようだ。深見先生はなぜ才能があるのか。ダ・ビンチの再来という言葉から考えると、自分に厳しく律して取り組んでいるからではないか」と評価した。
また、「宇宙人が一人、国益を損ずること著しい言動をとっており、どこを歩いていても批判ばかりされている。どうか深見先生のお力で宇宙人を人間に戻してやってください」とユーモアを込めて話し、会場の爆笑を誘った。
さらに元衆議院議員の鈴木宗男氏は「深見先生は年々お若くなる。秘訣を教えてください。いまダ・ビンチやシャガールを超えたという話があったが、これからも深見先生にはオンリーワンとして頑張ってほしい」と期待を込めた。
このあと前衆議院議員の海江田万里氏や日本国際フォーラム理事長の伊藤憲一氏などが相次いで挨拶した後、安倍晋三首相、下村博文文部科学大臣、舛添要一東京都都知事からの祝電をはじめ、深見氏の世界の友人知人である元首相やアーティストからのビデオレターが次々と披露され、深見氏の交友の広さを垣間見せた。
書は「自由闊達・天真爛漫」に書く
続いて深見東州氏が挨拶した。深見氏は去る昨年11月29日から12月1日までイギリス・ロンドンの世界最大級の博物館「大英博物館」が主催した深見東州氏の書画個展『Captivating Calligraphy』に触れ、「書と水墨画を依頼された。色のついた絵はいらないと言われた。そこで水墨画と書を書いた。私は大英博物館があまり好きではなかった」と語った。理由は「大英帝国の時代に略奪したものを展示しているのではないか」と疑問を持っていたからだ。その質問を責任者にぶつけると「90%以上はお金を払っている。領収書もあると言った」という。
また、深見氏は「西洋人は書と水墨画――つまり黒だけで表現されている芸術に魅力を感じるらしい。不思議なのはインド人が書を書くと線がいい。インド人が書くとインド人の書になるから不思議だ。あまり上手過ぎると恥ずかしさを感じる。むしろ下手な方が味を感じる。線の質とバランスで表現すると、そこに気と余韻が動いて生きる。したがってどんどん墨をつけて書いていくと、そこから全人格的なものが出てくる。それでいいのだと思う」と解説した。
さらに深見氏は「中国人の沈和年先生に水墨画を学んだ。沈先生は『似せずして似る』と言った。大げさに考えずにどんどん書い(描い)ていく。これが原点だ。書道とか水墨画は上手いとか下手というのではなく、とにかく筆を持って書く(描く)ことが大切。そこに個性が全部出る。個性を堂々と出していけばよい。書き(描き)続けて進化していくことが大事だ」と結論付けた。
ここで宝生流の能楽師4人が附祝言を披露し、会場は一気に厳かな雰囲気に包まれたところで、深見氏が羽織・袴に襷掛けの勇ましい出で立ちで登場し、大筆を操り、一気呵成に「天心」と書き上げた。
盛んな拍手の中、深見氏は「原則を踏まえれば自由に遊んでいい。バランスが大事。大英博物館でこの点を英語で解説してきた。線をはっきりさせ、バランスがあればいいのだ。原則を踏まえることだ。書を広く、自由に、リラックスして書くことだ。自由に天真爛漫に書いて頂くということです」と重ねて強調した。最後に来賓らとテープカットを行ない、作品の鑑賞会に入った。
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